SPECIAL TALK

若手社員座談会

日本コークス工業で働く魅力とは?

日々、コークス製造や設備更新の最前線で活躍する3人の若手社員に、自身の就職活動から、
現在の仕事や会社の社風、今後の目標まで、たっぷりと語り合ってもらいました。

  • 北九州事業所
    コークス製造部 製造技術課
    製造技術係
    有田 雄一

    2012年入社 / 工学部 電気電子工学科 卒業

    現在、入社6年目。コークス炉の操業管理、新規設備の導入検討などを経験した後、製品であるコークスの配合設計や原料の需給業務を担当。

  • 北九州事業所
    コークス製造部 製造技術課
    製造技術係
    冨重 勇人

    2016年入社 / 工学系研究科 先端融合工学専攻 修了

    現在、入社2年目で、有田と同じ部署の後輩。石炭の配合のデータ解析やコークス炉の操業管理などを担当。

  • 北九州事業所
    設備部 設備一課 企画係
    野中 祐希

    2013年入社 / 工学部 機械システム工学科 卒業

    現在、入社5年目。コークス製造部製造技術課、化成品のガス精製部門を経て、設備部へ。北九州事業所の設備の更新や導入計画などを担当。

#1

日本コークス工業を「選んだ理由」。

ご自身の就職活動や、入社の決め手となったポイントなどを教えてください。

有田

就職活動をする中で、地元・北九州の企業に目を向けたところ、日本コークス工業という会社に出会いました。正直、コークスについてはよく知りませんでしたが、旧社名の三井鉱山は地元の大企業というイメージがあり、受けてみようかなと思いました。

冨重

僕も、コークスのことは知りませんでした。大学院でリチウムイオン電池の研究をしていたので、電池の分野を中心にメーカーや自動車業界の研究職をめざしていました。当時、日本コークス工業には電池関連の子会社があって、その子会社のほうを先に知り、なんとなく親会社も見てみようと工場を見せてもらったのが最初でした。そのときに、排熱を回収して発電する設備(CDQ)や、さまざまな銘柄の石炭を配合してコークスを作る過程に興味を持ったのがきっかけですね。

野中

僕も、コークスは知らなかったです。大学は長崎で、機械システム工学を学びましたが、就職は地元の福岡でしたいと思っていました。福岡県内で大型の機械に携われる仕事を探していたところ、大学の教授から薦められたのがこの会社でした。工場見学に来たときに、そのスケール感に圧倒され、こういうところで働きたいと思いましたね。

有田

やっぱり、初めて工場を見たときの衝撃は大きいよね。私は電気系の学科でしたが、これだけ大きな工場なら活躍できる場所がたくさんあるはずだと感じたし、実際、当時の採用担当の方からは、ぜひとも電気系の出身者に来てほしいという話を聞いて、採用試験を受けようと決めました。

冨重

確かに、工場に来ると“機械萌え”しますよね(笑)。この会社は調べてみると100年以上の歴史があるし、毎年採用人数が限られていたので、たくさんの人を採用する会社よりも、一人ひとりを大切にしてくれそうな気がしました。何よりも、面接で会う方々の人柄がよく、働きやすそうだと思ったのが一番の決め手でしたね。

#2

日本コークス工業の「仕事」とは?

いまの仕事内容を教えてください。

野中

設備部の中の企画係という部署で、工場内にある設備のメンテナンスや老朽化した設備の更新などを行なっています。どんな機械を、どんな仕様で導入するのか、企画を立案し、施工会社に発注するまでを担当しています。機械をいじるというよりは、工場を良くするための設備を考えるというイメージが近いかもしれません。

有田

私は、コークス製造部の製造技術課で、コークスを作るための石炭の配合設計と、原料炭の需給関係の調整などをしています。ひとくちにコークスと言っても、お客様によって求めるコークスは違います。使われる高炉の種類などによって、粒度の大小、強度、コストなど、要求に合わせてさまざまな石炭をブレンドする必要があるんですよ。

冨重

僕は、有田さんと同じ製造技術課で、石炭や出来上がったコークスのデータ解析を担当しています。今はまだ配合設計の見習い期間といったところでしょうか。面白いと思うのは、同じ国の、同じ場所で取れた石炭でも、深さによって圧力や地熱が変わるので、含まれる成分も変わってくること。同じ山でも、地層によって「石炭の顔つき」が違うんですよね。

有田

「石炭の顔つき」って、名言だな(笑)。やはり、同じ産地の石炭を仕入れても、性質にバラツキがあるので、配合結果にも影響が出ます。とはいえ、お客様に提供するコークスの品質を落とすわけにはいかないので、解析で原因を探りながら、配合の設計を変えていくわけです。

冨重

どれが悪さしよるんやろう?と思いながら解析しています(笑)。それからもうひとつ、「成型炭」に関わる仕事をしています。通常、コークス炉には石炭を粉末状にした粉炭を入れるのですが、その粉炭を固めた成型炭を混ぜることで、コークスの強度を上げることができるんです。その成型炭も、石炭の種類によってきちんと固まったり、コークス炉に運んでいる途中に壊れてしまったりするので、どうすれば効率よく成型炭を作れるのか、そのための解析もしています。

野中

その成型炭を作るための十数億円の設備を、2年ほど前に設備部とコークス製造部が一緒になって導入したんです。

有田

その成型炭配合設備は、私も思い入れが強く、製造技術課の一員として効果の試算から導入、試運転に至るまで、設備部門と一緒にすべてのプロセスに関わりました。無事に設備が稼働し始めたので、次のステップとして、より良い成型炭を作るにはどうすればいいか、それをいま冨重たちが引き継いで頑張っているところです。

なかなか大変なお仕事だと思いますが、どんなやりがいを感じますか?

有田

海外からの石炭を積んだ船の到着が遅れたり、何かのトラブルで予定の石炭が使えなくなったりすると、急遽、こちらで保管している石炭などで代用して配合設計を見直さなければなりません。もちろん品質を落とすわけにはいかないので、時間との戦いの中でなんとか答えを見つけ出す。プレッシャーもありますが、経験と工夫を活かして切り抜けられたときは達成感を感じますね。

冨重

仕事の規模が大きいので、突発的なトラブルが発生すると、大きな損害につながりかねません。でも逆に、仕事の規模が大きいということは、ちょっとしたことでも大きなコスト削減につながるので、自分が提案したアイデアなどが採用されると、作業負荷が低減したり、利益を生み出している実感が湧いてきてやりがいを感じますね。

野中

設備の現場でも、突発的なトラブルは大変ですね。24時間365日動いている工場を止めるわけにはいかないので、最短・最速でどう対処するのか考えなければいけません。以前、工場の現場にいた時は、何か起きたら休みの日でも駆けつけていました。

有田

工場の環境が厳しいですからね。熱は使っているし、粉末の石炭や海の潮風による腐食もあるし・・・。

野中

でも、そういった環境の中で、どんな機械を導入していくか、自分の考えをもとに億単位の設備を作り上げ、工場の稼働に貢献できるのは大きなやりがいだと思います。この広大な工場の中で自分の考えた機械が何十年も使われるわけですから、機械屋冥利に尽きますね。

#3

日本コークス工業の「社風」とは?

職場の雰囲気や、会社の社風について教えてください。

有田

入社前は、歴史のある会社だし、堅くて口うるさい人が多いのかなと思っていましたが、それは完全に間違った先入観でしたね。気さくな人が多くて、溶け込むのにまったく苦労しなかったです。

冨重

本当にそう思います。僕は、就職活動で他の会社もいろいろ受けましたが、この会社は最終の役員面接でもフラットで話しやすい雰囲気でした。僕よりも先に就職した友人の話などを聞いていると、入社1年目は雑務や下働きが中心だと思っていましたが、この会社は入社して研修期間が終わると、自分にも責任のある仕事を任せてくれました。ここなら仕事を主体的にやっていけそうだなと、いい意味でのギャップを感じたことを覚えています。

野中

伝統はありますが、若い人が多く、新しいことを取り入れていく柔軟性もありますよね。自分でも伸び伸びと仕事できていると感じます。

有田

部署に関係なく、みんなワンフロアで一緒の空間にいるから何かあれば相談しやすいし、それが部署や役職を越えてフラットな雰囲気を作り出しているのかもね。

冨重

僕は会社の寮に入っているので、仕事が終わったら、寮の食堂でご飯を食べますし、そのまま部屋に集まって飲んだりもします。男ばっかりだし、最初はまったく入りたくありませんでしたが(笑)、今は寮がすごく楽しいです。そういう日頃からのコミュニケーションも、居心地の良い職場につながっているのかもしれません。

有田

いいなぁ。僕は、実家と職場が近すぎて寮に入れなかったんですよ。入っていたら、きっと楽しかったと思いますね。

冨重

入社すると、基本的にはみんな寮に入りますからね。今も60人以上が寮に住んでいます。もうすぐ新しい寮が完成するのですが、今の寮は築45年以上経っていて上司や先輩方が住んでいた時代と変わっていないので、職場でも寮の話で盛り上がったりします。

野中

それから、同期とも仲が良いですよ。時々、本社や栃木から出張で同期が来ると飲みに行ったりするし、最近も5年目社員の研修で3日間一緒にいましたが、夜は毎日飲みに行ってましたね。うちの会社は、お酒好きな人が多いですよね。

有田

お酒好きで面白い人はたくさんいるね(笑)。でも仕事のときは、皆さん本当に熱心な人が多い。自分の考えを押し付けるのではなく、「まずは自分で考えてごらん」という方が多いと思います。

冨重

先輩方は、自分の中で答えを持っていても、僕らの自主性を尊重して見守ってくれますよね。1回やってみて違っていたら、「違ったやろう?」って言ってくれる。「人から聞く情報がすべて正しいとは限らない。自分の目で見て納得しろ」と言われたことは、今も心に残っています。

野中

2人のおっしゃる通り、「自分の考えを持ってこい」というのは本当によく言われますね。

有田

答えを教えてもらっていたら、技術者としての成長はないと思います。私はそういう方々に成長させてもらったと思っています。

#4

日本コークス工業の「これから」。

みなさんの今後の目標を教えてください。

有田

今まで以上に配合研究に力を入れていくのはもちろんですが、いつかコークス炉のリプレイス(建て替え)工事を、先頭に立ってやりたいという想いも持っています。コークス炉の寿命が約40年と言われる中、当社も含め、国内各社のコークス炉も軒並み更新の時期を迎えています。これから、鉄の需要がアジアの新興国に広がっていくことは確実で、同時にコークスの需要もアジア諸国を中心に高まっていくはずです。私たちも、より競争力のあるコークス炉を建設して、国内はもとより、今まで以上に海外の販路を広げて行くべきだと思います。

冨重

まさにおっしゃる通りで、これからは海外にも目を向けて、日本を代表するコークスメーカーにならなければなりません。 僕も、コークス炉のリプレイスには非常に興味がありますが、今は配合設計を極めたいと思っています。石炭って、まだまだ未知の存在で、じつは大学でもまだ基礎研究をやっているような段階なんです。配合設計についてもセオリーは確立されていなくて、各社、製造方法もバラバラです。そういった中で、自分なりの方法論を開発し、確立していくのが今の目標です。

野中

私は、工場の稼働を守るために、トラブルが起きにくい「強い設備」を入れていきたい。コークス炉以外にも老朽化してきた設備があるので、古い機械との連携を保ちながら、潮風や粉塵といった厳しい環境でも最高のパフォーマンスを発揮できる工場を作りたいですね。

最後に、どんな後輩に入ってきてほしいかを聞かせてください。

冨重

自分の考えをしっかり持って、発言したり、行動できる人がいいですね。最初は指示待ちになってしまうかもしれませんが、何かしら発言はしてほしいと思います。ちがうと思ったら、ちがうと言う。僕もそういう文化の中で育てられてきましたし、この会社はそういう人が成長できる場所だと思います。

野中

色々な立場の人たちと、きちんとコミュニケーションが取れる人。どの仕事でもそうですが、設備の仕事は現場の職人さんや機械メーカーの方、施工会社の方などとのやりとりが重要になってきます。現場の声を聞きながら、うまくコミュニケーションが取れる人なら、きっと仕事も上手くいくと思います。

有田

私は、やる気と好奇心に満ちた人と仕事がしたい。好奇心があれば、石炭を見ても工場の設備を見ても、自分なりの面白みを見つけることができると思うし、人に対しても好奇心があれば、そこでコミュニケーションが生まれるはずです。知識などは入ってからでもどうにでもなると思いますし、この工場にはたくさんの仕事があるので、どんなことにも興味を持ってチャレンジしようとする人に入ってきてほしいと思います。
皆さんに会えるのを、楽しみにしています!

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