数百億規模のプロジェクト
成功のため、
常に考え続ける技術者を目指す
コークス事業部 北九州事業所
設備部 設備一課 マネージャー
T.S.
産業理工学部 電気電子工学科卒 2005年入社
現在の仕事とそのやりがい・醍醐味
現在は数十年に一度行われるコークス炉のパドアップの工程管理を主に担当しています。 パドアップとは、コークス炉の基礎部分を流用して煉瓦構造体や金物を取り替える工法のことで、新規に炉を建て替える工法よりも費用を抑えられる点が特徴です。計画では、この工法を用いて計54門の積み替え工事を2年弱かけて行う予定です。今回のパドアップでは、様々な工事がいくつも行われるため、スケジュール管理が重要となっており、特に工事で使用する資材納入の遅れについては工程に大きく影響するため、意識をしています。複雑なスケジュールの中で、工程に空きがないように関係各所と調整を行うことは、やりがいの一つです。また、コークス炉のパドアップは未来のエネルギー需要を見据える上で、会社にとっては必要不可欠な大規模なプロジェクトであり、そのようなプロジェクトを若くして主担当として行い、ダイナミックに働ける事もこの仕事の魅力です。
自分を成長させてくれた経験
入社3年目に熱交換器の新しい洗浄装置の導入に向けて、同期と共に試行錯誤をした経験が印象に残っています。導入を検討していた装置は当時の回覧物の中で見つけたもので、導入すると年1回の頻度で必要だった点検が2年に1回になるという洗浄力の強い機器でした。当時は熱交換器の汚れが事業所として課題であったため、同僚と二人で事業所の所長に説明をすると「やってみよう」との返事をいただき、予算を付けてもらうことができました。その後、機器のデモ機をレンタルしテストを何度も行いましたが、良い数値データが取れず、結果としては、新たな洗浄装置の導入は見送られました。しかし、機器の導入に向けて、同期と共に努力した経験は自分自身を成長させてくれたと感じています。
日本コークス工業で働く魅力と学生へのメッセージ
設備技術の日常的な役割は、現場の問題点を解決することにあります。作業を改善したことで現場に行くたびに作業スタッフから感謝の言葉を投げかけてもらい、嬉しい気持ちになることもあります。
また、鉄をつくる上で必要なコークスの製造に携わっていることで、自分の仕事が産業を支えているという誇りを持つことができます。当社は、「何にでも興味を持ち、自分から意見を発信できる人、困っている人に手を差し伸べられる人」にとっては、その持ち味を活かせる良い会社だと思います。私も、そういう気持ちを持った方と一緒に仕事をしたいと思っています。
日本コークス工業に入社を決めた理由は?
当社の前身、三井鉱山株式会社で定期採用が再開されたと同時に、教授を通じて私に声がかかりました。当時は、停止していた炉の再稼働やCDQという発電設備が導入されたタイミングで、将来的にいろいろな仕事にチャレンジできそうな環境だと感じ、また事業所内のスケール感の大きさに感動し、入社を決めました。
人材育成で心がけていることは?
「自分なりの答えを持つこと」を常に伝えています。答えが間違っていてもよいので、まずは自分で考えることが成長の第一歩だと思っています。答えまで辿り着けなければ、何が原因なのかを報告してもらうようにしています。また、上司が承認して失敗したのなら、それは上司の責任と考えているため、失敗を恐れないでやりたいようにやった方が良いと言うようにもしています。
キャリアパス
Career path
2005年4月 | 設備部 設備二課 設備二係 |
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2006年7月 | 設備部 設備一課 設備一係 |
2010年10月 | 設備部 設備一課 企画係 |
2016年12月 | 設備部 設備二課 設備二係 (2018 年にマネージャーに昇格) |
2019年11月 | コークス炉建設部 操業計画課 |
2020年10月 | 設備部 設備一課 (コークス炉のパドアップをメインに担当) |
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