日本コークス工業の
未来をつなぐ活動
私たちの企業活動はもちろん、
あらゆる社会の営みや人びとの暮らしは
地球の資源・自然・生命の恩恵のもとに成り立っています。
そんな地球に与える負荷を減らし、
持続可能な未来を創造するために。
日本コークス工業では、
地球温暖化(気候変動)対策となる2050年の
カーボンニュートラルを中心に、
今できる取組みを着実に進めています。
カーボンニュートラルとは?
温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林・森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることです。
日本コークス工業の取組み
01
自社コークス製造活動で排出するCO₂の削減
#CO₂削減 #自家発電 #廃プラ
01. 原料石炭から発生するコークス炉ガス(Coke Oven Gas)の自家消費
コークスを乾留する工程で使用する燃料ガスは、原料の石炭から発生する副生ガスを精製したクリーンなCOGを利用しています。
キーワード解説
- 乾留
- 無酸素状態で加熱(蒸し焼き)すること。
- COG
- 石炭からコークスを製造する際に発生する水素を主成分としたガスのこと。
02.
コークス乾式消火設備(CDQ:Coke Dry Quenching)を活用した
自家発電、蒸気生産
乾留したコークスを消火する際に回収した熱を電力や蒸気に変換し、工場で必要な電力や蒸気を賄っています。
キーワード解説
- コークス乾式消火設備(CDQ)
- 蒸し焼きされた赤熱コークスを、従来の水ではなく循環ガスで消火する設備。コークスの品質を均一化させると同時に、水による湿式消火では水蒸気として廃棄していた熱量を電力に変換して回収することができます。現在、北九州地区の家庭使用電力の5分の1相当の発電をしています。
03. 廃プラスチックの利用による原料石炭の使用削減
自治体から回収した廃プラスチックを廃棄・焼却処理せずに原料の一部として再利用することにより原料石炭使用削減によるCO₂排出量の削減と資源の有効活用(ケミカルリサイクル)を実現しています。
02
カーボンフリーエネルギー事業検討
#水素 #クリーンエネルギー #新規事業
水素製造・販売
クリーンエネルギーとしての水素が注目を浴びる中、来るべき水素社会に貢献するため、廃プラスチックをコークス炉で熱分解することで得られる水素を抽出・販売することを検討中です。
03
カーボンオフセットによるCO₂排出量の削減
#森林 #CO₂吸収 #CCUS #技術開発
01. グループ会社所有森林によるCO₂吸収
当社グループの三美鉱業社は北海道に約4,200ha(東京ドーム約900個分)もの広大な森林を所有しています。
森林の計画的な整備(営林事業拡大)を行うことでCO₂吸収能力の向上を図ります。
02. CCUS(CO₂の回収・利用・貯留)技術の利用
将来の技術開発の進展が期待されるCO₂回収および資源化(炭酸、メタン)、地下貯留等のCCUS技術を利用し、カーボンニュートラルに挑戦します。
キーワード解説
- CCUS
- 「Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage」の略称。火力発電所や工場などからのCO₂排出量をおさえる(低炭素化)ため、さまざまな取組みのひとつで、分離・貯留したCO₂を利用しようというもの
04
カーボンニュートラル社会実現への貢献
#バイオマス燃料 #再生可能エネルギー #電池・電子材料
01.
バイオマス(石炭代替)燃料取扱い拡大
燃料・資源リサイクル事業部
石炭の代替としてバイオマス燃料(PKS、木質ペレット、ブラックペレット)の需要が拡大することを受け、既存インフラ等を活用し取扱い拡大を行っています。
02.
カーボンニュートラルでニーズが高まる電池・電子材料製造機器開発・販売
化工機事業部
カーボンニュートラルに向けてニーズが高まる電池製造・電子産業分野に関わる機器・装置を開発・供給しています。
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